アパレル業の経営を行う上で、売り上げを上げていくために各社様々な工夫を行い集客方法を試行錯誤されていると思います。

現在アパレル業において最も効果的な集客方法はSNSを駆使することです。

インターネットでの集客が主流になった現在は、一等地や路面店に店舗を構えなくても、SNSで発信することによって店舗の認知を拡大することができるようになってきました。

さらにオンラインショップでの販売も非常に効果的であるため、むしろインターネットを活用することは必須条件であり、SNSの活用をうまく行い集客していける企業が生き残っていきます。

どれだけ素晴らしいコンセプトを掲げ、どれだけ良いものを作りどれだけセンスの良いセレクトをしていても、それが消費者に認知されていなければ全く意味がありません。

この記事ではアパレル業界での集客においてSNSをさらに効果的なものにする方法を説明していきます。

■今までのSNS運用だけでは差別化が難しくなっている

今このインターネット社会で集客のツールとしてSNSを使うことは当たり前です。

人々は情報を得るためにインターネットを利用し、そこで得た情報をもとに消費行動を起こします。

そのため多くの事業者がSNSマーケティングの知識を求めるようになりました。

いまやSNSマーケティングに関する書籍やノウハウ商材などは非常に多くの人が発信しており、事業者に向けたSNSコンサルティングサービスなども存在します。

こうして情報がありふれている現状ではSNSの使い方や基本的なSNSマーケティングの知識が全くないという企業は少ないでしょう。

アパレル業界で集客を行う施策を試行錯誤するなかで、様々な媒体から知識を取り入れ、各社企業努力をされているかと思います。

そのため同じような手法を用いたSNSでの発信が多くなり、他との差別化が図りづらい状況にあると言えます。こうしたなか各企業においてはさらなるSNSの運用を工夫し、強化していくことが課題となっていることでしょう。

そこで活用すべきなのがYouTubeです。

既存のSNS運用を強化してくれ、さらに集客の幅を広げられる手段として今最も有効な手段がYouTubeの活用です。

おそらくこの記事を読んでいただいている方で、YouTubeの活用を行うことで得られる効果に気づき、理解している方もいらっしゃると思います。

しかしどう活用していくのが正解なのか。SNSとどう組み合わせていけば良いのか。そもそもYouTubeに関しての知識がない。やってみてはいるけど思ったように効果が出ていないという企業が多いのが現状です。

■ではどのようにYouTubeを活用すれば良いのか。

またどんな効果が望めるのかを解説していきます

まずアパレル業でYouTubeを始める際に重要なのは出演者です。

特にアパレル業界ではお店やブランドを全面に押し出してアピールしていくよりか、動画に出演する個人にファンをつけるやり方がベストです。

個人にファンをつけることによって、その人が勧めるアイテム、その人が勧めるコーディネート、その他すべての発言や言動によって消費者の行動に繋がりやすいからです。

人は信頼する人から商品を買います。

カリスマ販売員という言葉があるように、同じものを売るにしても全く知らない人ではなくその道のプロであり、普段から見慣れている人から買いたいと思うのは当然のことです。

動画での発信を行うことによってアパレル業に携わる人としての専門性をしっかりアピールし、常に顧客の目に触れることによってこの人が言うなら間違いないという印象を与えることができればYouTubeの運用は成功したと言えるでしょう。

■ではどのようにファンを作っていくのか

ある一定の分野でファンを作るためにはその分野に関心のある人々の興味を引くような内容を”専門的な知識”と"エンタメ要素"を交えながら情報発信していくことが重要です。

ただ注意点として顧客層によってどこまで"専門度"を深めるかは気を付けなければいけません。

例えばユニクロの顧客層に、中国初の前衛的なデザインが特徴の”ザンダーゾウ”というブランドのアイテムを紹介しても、はてなマークの連続です。

かなりファッション感度が高い顧客層をターゲットにしたセレクトショップなどではそれこそ専門性が発揮でき、ターゲットにする顧客層の興味関心を惹きつけることができます。

しかしファストファッションを展開する企業においてはその顧客層にあった内容を発信することで興味関心を引くことができるので、顧客目線に立ってどのレベルで発信していくかを見極めましょう。

上記の例で言えば【絶対に失敗しないデートコーデ5選】などの内容がちょうど良いでしょう。

なぜそのコーデがいい印象を与えるのか。どんな配色がいいのか。などをファッションの知識を織り交ぜながら説明し、そのなかで自社の商品をうまく使い、購買を促しましょう。

逆に比較的高価格帯のアイテムを扱っていたり、ハイセンスな顧客層を持つアパレル企業においては最初に説明したようなブランドの特徴を語ってみたり、ブランドヒストリーを掘り下げた話をすることでアパレル行に携わる人としての権威性や信頼性を誇示することができます。

ブランドに対してだけではなく、アイテム1つに対して素材からパターンなどのディティールを話していくことで十分1本の動画になるため、ネタが尽きにくいというのも利点です。

いやらしくなりすぎないように、たまに自社では取り扱いがないけどおすすめできるブランドやアイテムの紹介もしていくと良いでしょう。

こうしてファッションについての動画を発信していくことにより、権威性や信頼性を獲得することができ、ファンを増やしていくことができます。

ファンを増やすことができれば自ずと自社サイトへのアクセスは増え、売り上げは上がっていきます。

また、出演者が店頭にいれば本人に会いたいと思う人が店舗に直接足を運ぶため実店舗での売り上げにも効果をもたらすことができます。

さらに「動画で紹介できない些細な情報をインスタグラムで発信しているのでインスタグラムも同時にフォローしていただければ最新の情報をお届けできます」というかたちでインスタグラムや他SNSのフォローを促せるため非常に便利です。

そして誘導先のSNSで再び動画更新のお知らせもできるという相乗効果が見込めます。

■ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、実際にYouTube戦略をうまく活用し成功している例です

B.R.CHANNEL Fashion College

https://www.youtube.com/user/brchannelqa

ハズム

https://www.youtube.com/c/ハズム/videos

なかむ

https://www.youtube.com/channel/UCVxR92R3kl7pr0CYY0podOA

紹介したチャンネルではいずれも個人にファンがついており、その人が発信する内容が視聴者にささり人気を得ています。それぞれ商品購入までの導線作りなどは異なりますが、参考になると思いますので動画を見て研究してみてもいいかもしれません。

アパレル企業でYouTubeを活用することで得られる集客効果や、利用するべき理由がお分かりいただけたかと思います。

しかしYouTubeを戦略的に伸ばしていくということは簡単ではありません。

実際にやり方がわからなかったり、やってみたものの伸び悩んでいるという企業は多いはずです。

YouTubeの特性を理解し、個人に対してファンをつけていくには豊富なノウハウと技術が必要になるため、少しずつ時間をかけてトライアンドエラーを繰り返すしかありません。

やることも多く大変な作業になるかと思いますが、YouTubeを味方につけてさらなる集客増加を目指していきましょう。

最後に

自社でトライしてみて効果が出ないようであればプロに業務を外注することも一つの手です。

YouTubeの専門家の知識やノウハウがすぐに活用できるため、試行錯誤する時間や社員の時間を割くことがなくなります。

弊社はYouTubeに特化したチャンネル運用代行のプロ集団です。

YouTube運用に関しての質問や相談等ございましたらお気軽にお問い合わせください。