2020.11.25
はじめに
この記事で説明する内容はYouTubeの動画広告の出稿、運用ではなく、自社のYouTubeチャンネルを開設し、継続的に動画を投稿していくことで自社が取り扱う商品や自社ブランドのファンを作っていくことで売上を増加させることを目的としたYouTube活用方法です。
うまく活用できれば集客効果は絶大ですので、是非一読ください。
目次
1.ECサイト集客においてYouTube活用が必要な理由
2.YouTube活用による効果
3.成功事例紹介
4.自社YouTubeチャンネルをはじめるには
1. ECサイト集客においてYouTube活用が必要な理由
現在、時代の流れとともに様々な企業においてデジタル化が進んでいます。
その中でも大きな変化といえば対面型サービスから非対面型サービスへのシフトです。
今まで人々が直接店舗に出向き受けていたサービスが、オンライン上で完結できる時代になってきました。
代表的な例でいえば、オンラインショッピングです。
直接店舗に出向くことなくインターネット上で商品を購入する流れがこれまでよりさらに加速するなか、各社はECサイトの運営強化を迫られていることでしょう。
ECサイトが爆増する中、競合他社との差別化を図り、勝ち抜いていくためにはYouTubeの活用は必須と言えます。
では具体的にどのような効果が見込めるのか解説していきます。
2. YouTube活用による効果
商品の情報をより正確に伝達できる。
ネットショッピングにおいて実店舗での販売に劣る要素として筆頭に上がるのは実物をさわれないということです。
消費者は実物が自分のイメージ通りのものなのか。(サイズ、重量、質感、色味、食材においては匂いや味)それが実際に手にとって確認できないことによって購入までのハードルはグッと上がります。
サイズや重量など、数値によって伝達できる情報もありますが、やはり”感覚的”に大体どれくらいかを手っ取り早く知りたいというのが消費者の本音です。
動画の投稿による商品説明を行うことで画面に映る商品以外の物とのサイズの比較、触ったときに鳴る音など、文章では伝えきれない感覚的な情報を様々な表現を用いて伝えることができます。
なぜYouTubeなのか
動画なら自社ECサイトにも掲載できるじゃないかという意見もあると思います。
たしかに自社ECサイトに動画を掲載するのも効果的ですが、それはもうすでにその商品に対しての購入ニーズが高まっている顕在層を、購入までに誘導するCVR(コンバージョンレート)を高める施策であって、幅広い潜在顧客に対しての認知拡大にはつながりません。
YouTubeというあらゆる属性の人々が視聴する媒体に動画を投稿していくことで、視聴者のニーズを喚起し、自社ECサイトへ誘導することができます。
ではどのような動画を投稿していけば良いのか
ただ単に商品の詳細を淡々と説明する動画では、消費者の興味は引けず、多くの人に動画を届けることは難しいでしょう。
程よくエンタメ要素も交えながら、ターゲットとなる消費者が楽しみながら視聴できるコンテンツに作りあげ、その中でうまく商品をプロモーションしていくことが重要です。
具体的な例として、調味料や食材、あるいは調理道具を取り扱う場合は、販売したい商品を使った料理動画などを投稿していくことによって、実際にその商品をどのように使えばいいのか具体的な活用方法を伝えることができます。
商品の販売においてその商品を使った後の未来を想像させることは非常に効果的です。
【誰でも簡単にできる絶品ナポリタンの作り方】などの動画を投稿し、調理方法を伝えます。
動画に登場する「包丁」「まな板」「フライパン」「ケチャップ」「パスタ」など自社が売りたいものにフォーカスしてアピールすることによって、単純にナポリタンの作り方が知りたかった視聴者に対して、調理器具や食品に対する購買ニーズを喚起することができます。
この動画で使用した道具、食材は概要欄に記載のリンクから購入できますと言っておけば、気になった人はリンクから自社ECサイトに訪れるでしょう。
これは調理道具や食品に限らずあらゆる商品に対して応用することができます。(家具家電、ファッション、美容化粧品、健康用品、日用品、DIY用品など)
ハウツー系や役立つ情報系の動画によって視聴者の間口を広げ、そこで視聴者に対して自社取り扱い商品をプローモーションするという流れが効果的です。
さらに複数の商品を組み合わせた動画を投稿することで、商品をセットで購入させることができ、顧客単価の増加にもつながります。
YouTube経由で自社ECサイトに誘導することができればAmazonや楽天などの、ECプラットフォームの手数料削減にもつながり利益率の向上にもつながります。
3.成功事例紹介
実際にYouTubeをうまく活用し、売上をあげている企業があります。
チャンネル名:北欧、暮らしの道具店
こちら動画ではYouTubeでの人気コンテンツ「Vlog」形式を用いた方法で料理動画を掲載しており、そこにさりげなく登場する【ざる】を動画概要欄のリンクで紹介しています。
チャンネル名:リセノ
こちら動画では一人暮らしのインテリアコーディネートを紹介するという切り口からインテリアコーディネートに自社商品を紹介しており、しっかりと概要欄に自社サイトのリンクを記載しています。
両チャンネルともにたくさんの動画を投稿していますので見てみると参考になると思います。
4.自社YouTubeチャンネルを始めるには
ECサイトの売り上げを伸ばすためにYouTubeが非常に効果的であることはお伝えできたと思います。
では実際にYouTubeを取り入れるにはどうすればいいのか、やり方は大きく分けて2つあります。
1つ目は自社でYouTubeマーケティングチームを立ち上げ、運用していく。
自社の力で運用していくことによってコストは限りなく少なく抑えられます。
費用をほとんどかけずにYouTubeからの売上を作ることができれば費用対効果は凄まじいものになるでしょう。
しかしYouTubeの特性を理解し、動画の企画、撮影、編集、分析、改善を行っていくには高度なマーケティング技術が必要であり、自社でノウハウを抱えていない企業は時間をかけてYouTubeマーケティングのノウハウを蓄積させていく必要があります。
その間担当社員は試行錯誤を繰り返し、業務の多さから業務時間のほとんどを割りあてることになるでしょう。
2つ目の方法はYouTubeマーケティングを外注することです。
コストはかかりますがYouTubeに関するマーケティングの技術を即時に活用することができます。
しかしYouTubeにおけるマーケテイングノウハウを理解し、提供できる企業は多くありません。
WEBマーケティングを行う会社で、YouTubeチャンネルの運用代行サービスを行う企業はあったりしますが正直YouTubeは普通のWEBマーケティングとは少し特性が異なります。
運用代行をお願いする際はしっかりと外注先を見極めてから依頼しましょう。
いずれにせよこの先自社ECサイトの運用において、新たな流入チャネルを増やし、売上を加速させていくためには戦略的にYouTube活用していくことは必須となります。
いち早くYouTubeを活用し、競合他社との差別化を図っていきましょう。
弊社はYouTubeを研究しつくしたマーケターが所属するYouTubeに特化したマーケティング会社です。
ご質問や運用代行をご検討の方は一度お問い合わせください。