2021.09.18
YouTubeチャンネルの再生回数がなかなか伸びない。
そんな悩みを抱えている方はもしかしたらサムネイルを意識するだけで再生回数が劇的に改善されるかもしれません。
それほどサムネイルは重要な要素です。
しかし、サムネイルはタイトル設定以上にクリエイティブな要素が求められるものであるため、正しい考え方を持ち、クリックされるサムネイルを作ることができる人はなかなか多くいません。
サムネイルを作る上での考え方をしっかりと理解し、YouTubeチャンネルの成長を加速させていきましょう。
■この記事を読むことでわかること
1.意外と意識できていないサムネイルの重要性と役割について
2.クリックされるサムネイルの作り方
3.おまけ(釣りサムネについて)
まずはじめに、この記事の信頼性として、このブログを運営している株式会社ZENTENはYouTubeに特化したコンテンツ制作、コンサルティングを行う会社です。
これまでに多くのYouTubeチャンネルに携わってきたノウハウを持ったメンバーで構成されています。
チャンネル登録者1万人規模から100万人以上の幅広いチャンネル運営経験から
YouTubeチャンネル運用に関しての再現性の高いノウハウをお伝えできればと思います。
1.意外と意識できていないサムネイルの重要性と役割について
サムネイルはチャンネルを構成する要素として非常に重要です。
そもそもどんなに素晴らしい企画や内容の濃い動画、人の役に立つ動画が完成しても再生されなければ全く意味はありません。
動画をクリックさせることが、全ての始まりです。
YouTubeのホーム画面を見ていただくとわかると思いますが、画面の7割程をサムネイルが占めています。
そのため、サムネイルは視聴者が動画をクリックする際に最も大きな判断材料となっているのです。
逆にいえば効果的なサムネイルを作ることができれば、動画を再生される確率が非常に高まるということです。
サムネイルは動画をクリックさせるためのもので重要なもの
そんなことわかってるよと思う方も多いかと思いますが
いざ作る側になったとき、意外とこれを意識できていない人が多いです。
誤解を恐れずにいうと、サムネイルは自己満足で出来た気になっちゃう人が多くいます。
サムネイルは一種の創作物であるため、制作途中で細かなデザインにこだわったり、綺麗なグラフィックを追求したりします。
そのこと自体はいいことなのですが、忘れてはいけないことは大前提ユーザーの知的好奇心を揺さぶり、クリックさせるということです。
特に初心者は綺麗なサムネイルを完成させることがゴールになっているため、デザイン性の高いサムネイルが完成するとそれで満足してしまいます。
デザイン力が高いのとサムネイルとしていいものは似て非なるところがあります。
サムネイルとは人を動かすもの、動画を再生するキッカケを与えるものであり、サムネイルの評価はそれが全てです。
視聴者がクリックしたくなるものを作るという考え方
視聴者目線に立ったときに「気になる」や、「なにこれ」と思うかどうか
常にそういった視点を忘れずにサムネイルを作ることが重要です。
それではどのようなサムネイルがユーザーにクリックされるのかを解説していきます。
2.クリックされるサムネイルの作り方
クリックされるサムネイルは
大きくわけて2つの点を意識して制作します。
1)視認性
先ほどもお伝えしましたが、動画を視聴する前の人に最も多くの情報を伝えることができるものがサムネイルです。
そのサムネイルが見づらいものであれば、動画をクリックされることはかなり困難になります。
文字のフォントに関していうと、日本人が普段よく目にするゴシック体や明朝体が見やすいものになります。
少し変わったフォントを使ってしまうと、比較的読みにくい文字になってしまうため、視認性が損なわれてしまいます。
動画によっては、世界観を演出するために特殊なフォントを使うテクニックもあるため、全て明朝体やゴシック体がいいとは限りませんが、「視認性」を意識することを忘れてはいけません。
配色も視認性を高めるために意識しなければならないところです。
YouTubeのサムネイルにおいて相性が良いとされる色が存在します。
BOGY(ボギー)と呼ばれるもので、あまり聞き慣れない方も多いかと思いますが
これはBlue(青)Orange(オレンジ)Green(緑)Yellow(黄)の4色のことを指します。
理由はYouTubeというプラットフォームは赤 黒 白を基調として構成されているため、
それ以外の主要な色を使用することで、目立ちやすくすることができるからです。
単純にBOGYを使えばいいというわけではなく、例えば、料理系の動画のサムネイルに青色はマッチしません。
食欲を削がれる色として食品関係で青色は相性が悪いからです。
動画の内容によって、合う色と合わない色があるので、配色についてはしっかりと追求する必要があります。
ホラー系や緊迫感のある動画は黒や赤がマッチするので、あくまで認知されやすい色としてBOGYカラーを覚えておくと良いでしょう。
また、同じテーマを取り扱っている動画を検索し、検索結果に並んでいる動画のサムネイルの色を分析して、その色の反対色を使用すればライバルとなる動画との差別化を図ることが出来ますので、検索画面において発見性を高めることができます。
こちらも一つのテクニックとして覚えておきましょう。
2)情報の伝達
ユーザーがサムネイルを見ている時間は1秒ほどしかありません。
スマホ画面で高速スクロールされる中、自分の動画のサムネイルで指を止めてもらうためには
一目でどんな動画であるのかをわかりやすく伝える必要があります。
よくありがちな失敗例として、文字量が多すぎるサムネイルがありますが、文字量が多くなればなるほど必然的に文字は小さくなり、どの情報が一番伝えたいものなのかがわからなく、ごちゃついたものになります。
そうなれば、短時間でどんな動画なのかを伝えることは難しくなります。
シンプルに情報を集約して訴求することを意識しましょう。
またサムネイルから、動画を視聴した際にたどり着くゴール(得られる情報)を明確化させてあげることも重要です。
この動画をみて、視聴者はなにが知れるのかを伝えてあげることで、視聴ハードルを下げることができます。
逆に何についての動画なのかがわからないサムネイルだと、視聴者は求めている動画と違うかもしれない、時間を無駄にしてしまうかもしれないというリスクを無意識に感じるため、動画の内容を一瞬で理解できるようなワードを入れることが重要です。
文字以外に、使用する画像も情報を伝達する上で非常に重要な要素となります。
続きが気になるシーンであったり、何が起きているのかが瞬時にわかるシーン、動画の内容がイメージしやすい素材を使用することがコツです。
格闘系であれば逆に文字を入れずに緊迫感や躍動感に全振りすることで視聴者の興味関心を惹くことができます。
朝倉未来さんの格闘企画動画のサムネイルは非常にうまくいっている事例ですので、参考にしてみてください。
サムネイルのを作る上で、再生回数が多い動画のサムネイルを真似したり、参考にすることは非常に効果的なことですが
よくある失敗として、自分の動画と全く関係のないジャンルの動画のサムネイルを参考にしてしまうことがありますので、同じジャンルで再生が取れているサムネイルを参考にしましょう。
3.おまけ(釣りサムネについて)
誇張された表現や、半分嘘のような文言で視聴を促す、いわゆる釣りサムネは、一時的なクリック数は稼げるかもしれませんが、視聴者の満足度が上がりにくく、動画全体の評価を下げる要因になります。
釣りサムネで再生された動画は視聴維持率が低くなりやすい傾向にあったり、チャンネルへの再訪(リピーター)につながりにくくなってしまうため多用はできません。
なお、例外としてチャンネルに根強いファンがいたり、視聴者との信頼性が築けているチャンネルであれば、信用を損なわずに済むこともあります。
釣りサムネはたまに使えるテクニックとして、使い所を見極めることが必要です。
また、故意ではない訴求のミスにも気をつけなければいけません。
サムネイルで訴求したことは動画の内容に沿っている必要があります。
あまりに動画内容とかけ離れた訴求を行なってしまうと、視聴者の見たかったものと違うものになってしまい、釣りサムネ化してしまうことがあります。
これも途中離脱や低評価の原因となってしまうので気をつけましょう。
△最後に
サムネイルについてお伝えしましたが、一貫して言えることはやはり徹底的な視聴者目線です。
視聴者目線を養うためには、自分が思わず視聴してしまった動画のサムネイルを保存して、分析してみることがおすすめです。
なぜクリックしたのか、どこに惹かれたのかを考えてみましょう。
また、チャンネルによって視聴者の性質は様々であるため、サムネイルにおいてテンプレや必勝法のようなものは存在しません。
この記事でお伝えしたテクニックや考え方を参考にして、とにかくたくさんサムネイルを作って、試してみる。
そしてユーザーの反応がいいものに絞ってまたテストしてみる。この繰り返しを行うことで、自分のチャンネルにおいてのサムネイルの正解が見えてきます。
以下のリンクからよりわかりやすい解説動画を視聴できるため、参考にしていただければと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=ZlzMFZhs21U
最後までご覧いただき、ありがとうございました。